KiiiKiiiが語る「自分を愛する技術」——自由なマインドとポジティブの源泉とは?
The five-piece K-Pop group, hailing from Korean entertainment agency Starship Entertainment, is already climbing domestic charts with their pre-release single, “I DO ME.”
韓国から新たな光が誕生した──。Starship Entertaimentが放つ次世代ガールズグループ、KiiiKiii(キキ)。
平均年齢16歳、無限の可能性を秘めた彼女たちは、Rolling Stone誌の世界14カ国・地域の編集部が選ぶ「Future 25」において、2025年に本国アメリカで唯一選出されたK-POPグループとして、デビュー前から日本でも熱い視線を浴びてきた。
全6曲を収録したデビューEP『Uncut Gem』には、フレッシュな感性と「自分らしさ」を貫くメッセージが込められており、音楽、ビジュアル、ストーリーのすべてにおいてKiiiKiii独自の鮮烈な世界観を提示している。
今、最も世界から渇望される彼女たちに、Rolling Stone Japanがメールインタビューを敢行。デビュー曲に込めた想いから制作の裏舞台、そして5人のメンバーの個性が光るパーソナルな素顔まで、余すところなく語ってもらった。
デビュー曲『I DO ME』は“自分らしさ”がテーマですが、ボーカルやパフォーマンスにおいて「ここが一番自分らしさを表現できた!」と思う瞬間があれば教えてください。
Jiyu 「私は『손 끝엔 나비, That’s my living ring, 내 걱정 NO, 난 나답게 더 빛나져(指先に蝶々、それが私の生き様、心配はいらない、私は私らしくもっと輝く)』っていうパート!ここが一番、私らしさを見せられたかなって思ってます。このパートをパフォーマンスしてるときは、誰よりも堂々と、Jiyuらしい歌声と表情でステージに立てた気がするんだよね!」
Leesol 「私はやっぱり『콩 무당벌레(豆、てんとう虫)』のパート!ボーカルもパフォーマンスも、私のカラーが一番しっかり出せたんじゃないかなって思っています。🐞」
Sui 「私は『I DO ME』フリーコーラスの『feel the breeze』のところ!雰囲気がガラッと変わって、夢の中みたいにふわふわした、そよ風のような感じになるんです。あのパートが私のイメージにぴったりだなって感じています。」
Haum 「歌が終わった後に、みんなでダンスに集中するパートがあるでしょ?あそこがこの曲のナチュラルで女の子らしい雰囲気を一番よく表現できていると思うし、私のお気に入りです!」
Kya 「私は自分の担当した導入部!ボーカルもパフォーマンスも、どっちも『これぞキヤ!』っていうところを見せられたと思います。私の歌声の個性が目立つパートだし、最後のジェスチャーを音楽番組ごとに衣装に合わせて変えてみたので、自分らしさを一番表現できたパートかなって自信を持って言えます!」
デビューEP『UNCUT GEM』の中で、一番のお気に入りはどの曲ですか? ぜひ、その曲が好きな理由も一緒に教えてください!
Jiyu 「一番のお気に入りはやっぱり『BTG』。初めて聴いた瞬間に心を掴まれちゃいました…。ラップとボーカルのギャップがすごく魅力的で、曲が切り替わるたびにゾクッとするくらい素敵なんです。全体的にミステリアスでふわふわした幻想的な雰囲気が大好きで、ずっと聴いていられる一曲です。」
Leesol 「私は『I DO ME』です! 自由奔放なKiiiKiiiの姿がたっぷり詰まっているから。それに、この曲を聴くと準備期間にメンバーのみんなと作った素敵な思い出がたくさん浮かんできて、とっても幸せな気持ちになれるんです!」
Sui 「私も『I DO ME』が一番好きです! 準備しながらメンバーと幸せな思い出をたくさん作れたし、私たちのデビュー曲なので、より思い入れが深い気がします。なにより、ステージに立っている時に心から楽しんで、幸せを感じながらパフォーマンスできる曲だからです!」
Haum 「一番好きな曲は『GROUNDWORK』です。私たちのストーリーが込められている曲だし、なによりKiiiKiiiらしさを一番よく表現してくれている曲だと思うからです!」
Kya 「私が今回のアルバムで一番好きな曲は『BTG』です!ボーカルとラップが絶妙に混ざり合っていて、ヒップホップベースの曲なのですごく中毒性があって、ついつい何度も聴いちゃいます!
KiiiKiiiを語る上でビジュアルも重要な要素の一つだと思いますが、『I DO ME』のミュージックビデオを通じて、どのような世界観や雰囲気を伝えたいと考えましたか?
Jiyu 「自由で自分らしく、ナチュラルな姿をお見せしたいと思っていました!何かの正解に縛られるんじゃなくて、本当に私らしい魅力を皆さんに届けたかったんです!」
Leesol 「心地よくて自由な雰囲気を伝えたいな、と思って準備しました。」
Sui 「『I DO ME』を通じて、自由な空気感をお伝えしたかったんです。無理に何かを作って表現するよりは、本当にありのままの自然な姿をお見せしたいなと思いました。」
Haum 「『I DO ME』はその名の通り、自由な私たちをストレートに表現した曲です。だから、リラックスした安心感のある雰囲気を、そのまま感じてもらえたら嬉しいです!」
Kya 「私たちは今回のMVで、自分たちの自由奔放さやナチュラルさ、そして明るくてポジティブなエネルギーを精一杯表現して、皆さんにお届けしようと思いました!」
EP 『UNCUT GEM』のアートワークやビジュアル撮影の現場で、印象に残っていることはありますか?(ビハインドストーリーや個人的な感想など)
Jiyu 「準備してくださったものがすべて可愛くて、すごく私KiiiKiiiらしかったので、現場ではずっとワクワクして楽しかったです!
特に、今回のアルバムの中でも色んなコンセプトやスタイリングに挑戦したので、毎回変わっていく自分の姿を見るのが不思議で、すごくテンションが上がりました!
今回の『BTG』の撮影では、髪を染めてみたり新しい感じのメイクもしてみたりして、本当に楽しくて新鮮な経験でした!!」
Lessol 「色々なスタイリングに挑戦できて、不思議な感覚もありつつ、とても意味深い時間でした!」
Sui 「私たちのウェブサイト『ジャム工場』のコンセプトフォトを撮った時、KiiiKiiiのエプロンや帽子など、多様でキュートなアイテムを使って撮影したんです。その時に使ったKiiiKiiiらしいアイテムたちがユニークで、すごく記憶に残っています。」
Haum 「『DEBUT SONG』をイギリスで撮った時、みんなでLEDの傘を持って撮影しました。雨が降る中、楽しく撮影したのが良い思い出です。
Kya 「今回のアルバムの準備では、本当にたくさんのコンセプトで撮影をしたんです。色んなスタイリングや撮影の仕方に挑戦していく中で、表情の作り方やコンセプトを自分らしく表現する力が、前よりもずっと成長できた気がします!」
楽曲制作(レコーディングやディレクション)の際、プロデューサーやディレクターから受けたアドバイスの中で、特に記憶に残っているものはありますか?
Jiyu 「リード曲の『I DO ME』をレコーディングした時、ディレクターさんが『テクニックも大事だけど、歌詞の意味をしっかり考えながら、Jiyuらしいスタイルで歌ってみて』とアドバイスしてくださったのが、すごく心に残っています!」
Leesol 「リラックスして、やりたいようにやってごらん!」っていう言葉が、自分に自信を持つのにすごく力になりました。
Sui「『I DO ME』のパフォーマンスを練習していた時、『決められた表情やジェスチャーを見せようとするよりも、メンバーのみんなと心から楽しんで、曲が伝えているメッセージに集中したほうがいい』とディレクションをいただいたんです。ステージでも私たちKiiiKiiiの自然体な姿をお見せできるように、『ありのままの自分たちで楽しもう!』と声をかけてくださったのが印象的でした。」
Haum 「練習の時に、『できるだけ気取らない、ナチュラルな姿を活かせるともっと良くなるよ』とアドバイスをいただいたのを覚えています。」
Kya 「 実は、私は自分の笑った顔があまり好きじゃなかったんです。だから撮影の時も、自然に笑うよりは、いつもキリッとした表情を意識していました。でも、監督さんが私の自然な姿が映っている映像をいろいろ見せてくださって、『笑った顔も十分素敵に映るよ』と言ってくださったのが忘れられません。それ以来、笑顔の練習を一生懸命頑張りました!」
歌やダンスの練習中、特にディテール(細部)にまで徹底してこだわる『几帳面なメンバー』は誰でしょうか?そう感じた具体的なエピソードがあれば教えてください。
Jiyu 「Suiちゃんがうっかり見落としちゃいそうなポイントも伝えて、『練習の時にもう一度そこを合わせてみよう!』って声をかけるようにしています。だから、Suiちゃんの練習をしっかり支えてあげられている気がします!」
Leesol 「やっぱりリーダーのJiyuちゃんだからこそ、グループ全体の練習でも細かいディテールまで本当に一生懸命、気を配ってくれているんだなって感じます!」
Sui 「私もJiyuちゃんだと思います。リーダーとして全体練習の時に、細かい部分まで全部見守ってくれている気がしますし、Jiyuちゃん自身の性格もすごく丁寧で計画的なので、本当に頼りになる存在です。」
Haum 「私たちはみんなでクオリティを上げることに集中するタイプなんですけど、普段はリーダーのJiyuちゃんが、誰よりもみんなの歩幅に合わせようと努力してくれているなって思います。」
Kya 「やっぱりリーダーのジユオンニ(お姉さん)ですね。リーダーとしていつも練習をリードしてくれますし、細かいディテールまで決して妥協せずに、しっかり向き合ってくれるんです。」
ボーカルパートで、それぞれ大切にしていることや、特にこだわっている部分があれば教えてください。
Jiyu 「私は歌詞の内容やニュアンスを、聴いてくれる皆さんにしっかり届けることを一番大切にして歌っています!『I DO ME』のブリッジパートでも、歌詞のメッセージがダイレクトに伝わるように、すごくこだわって歌いました✨」
Leesol 「どのパートでも、その曲ならではの空気感やニュアンスを大切にしたいなって思っています。細かい表現の一つひとつを、自分らしく生かせるように意識しています!」
Sui 「自分の声の個性を出しつつ、他のメンバーの声と綺麗に溶け合うように歌うのがポイントです!私らしい音色を届けながら、グループとしてのハーモニーも大切にしたいんです。」
Haum 「いつも自分のパートの雰囲気をしっかり掴んで歌うようにしています。『I DO ME』では、特に裏声(ファルセット)の部分に集中して、繊細なニュアンスを出せるように頑張りました!」
Kya 「曲の世界観をちゃんと理解して、その雰囲気にぴったりな表現を見つけるのが一番大事だと思っています。楽曲に込めた想いを、私の歌声でしっかり形にしていきたいです!」
これから挑戦してみたい音楽ジャンルやスタイルはありますか?
Jiyu 「KiiiKiiiとしてスタートしてから、本当にたくさんのジャンルやスタイルに触れてきたけれど、これからも『KiiiKiiiらしさ』を大切にしながら、まだ見せたことのない新しいスタイルにどんどん挑戦していきたいなって思っています!」
Leesol 「私は、ジャンルにとらわれず、もっともっと幅広い音楽を自分たちのものにしていきたいです!」
Sui 「いろんなジャンルに挑戦してみたいっていう気持ちがすごく強いんです。特に、私たちの歌声のカラーをしっかり届けられるようなバンドスタイルや、アコースティックなジャンルには、いつか絶対に挑戦してみたいですね。」
Haum 「今回のアルバムで私たちの多才な姿をたくさんお見せできたと思うけれど、それでも、今よりもっと新しくて多様な姿をお見せしたいなって。いつか、パフォーマンスをメインにしたカッコいい曲にも挑戦してみたいんです!」
Kya 「私が音楽を好きになったきっかけは、バラードだったんです。練習生の頃は評価のためにポップスやK-POPを中心に練習してきたけれど、いつかチャンスがあれば、大好きなバラードを皆さんの前で心を込めて歌いたいなと思っています。」
他のアーティストの曲やパフォーマンスからインスピレーションを受けたことはありますか?
Jiyu 「練習生の頃から、国内外を問わずたくさんのアーティストの方々の曲を聴いたりステージを見たりして、本当にたくさんのことを学んできました!ステージでの立ち振る舞いや、『独特なコンセプトの曲も、こんな風に表現して自分のものにできるんだ!』という発見も多くて。すべてのアーティストの方々から、たくさんのインスピレーションをいただいたと思っています!」
Leesol 「色々なアーティストの方々のステージを参考にさせていただいて、たくさんの刺激をいただきました。」
Sui 「練習生の時からトリー・ケリー(Tori Kelly)さんの歌が大好きでよく聴いていたので、ボーカル面で大きな影響を受けていると思います。」
Haum 「特定の曲からインスピレーションを受けたというよりは、グループのみんなでいる時の『楽しそうな雰囲気』が伝わればいいなと思って、メンバー同士の空気感が出るような動画をたくさん探して練習しました!」
Kya 「私は小さい頃から、本当にたくさんのアーティストの方々のステージや音楽に触れて、多くのことを学び、感じてきました。色々な資料や映像を見ながら、それをどうやって『自分のスタイル』にしていくか、一生懸命練習してきました。」
Starship Entertaimentの先輩グループ(MONSTA X、IVEなど)から学んだ点や、影響を受けた部分はありますか?
Jiyu 「今回デビューして先輩方にご挨拶させていただいたのですが、どんな時もプロとして笑顔を絶やさず、アーティストとして輝いている姿が本当に素敵で……!私も先輩方を見習って、これからもっと成長していきたいなって強く思いました!」
Leesol 「先輩方が見せてくださった格好いい姿をお手本にして、私たちKiiiKiiiももっともっと努力して、素敵な姿をお見せしたいです!」
Sui 「いつもステージで完璧な姿を見せて、ファンの方々にポジティブなエネルギーを与えている姿を見て、『私もあんなアーティストになりたいな』って憧れの気持ちが膨らみました。」
Haum 「私たちは練習生の頃から、先輩方の動画をたくさんチェックしてきたんです。ステージでの立ち振る舞いやカメラへの視線の送り方、表情の作り方など、本当にたくさんのことを参考にさせていただいています!」
Kya 「私はIVE(アイヴ)先輩の動画を見て、ステージでのマナーや魅せ方についてたくさん勉強させていただきました!」
日本のファンの間でも大きな注目を集めていますが、日本の文化や音楽、ファッションなどで興味があるものはありますか?また、日本で行ってみたい場所や挑戦してみたいことはありますか?
Jiyu 「まずは、日本のファンの皆さんがたくさん注目してくださっていることに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです!私、実は普段から日本にすっごく興味があって、もう日本に行きたくて行きたくてたまらないんです!やってみたいことも山ほどあるんですよ。 まずは大阪や東京にも行ってみたいし、J-POPなどの音楽についても、もっともっと深く知りたいなって思っています!」
Leesol 「メンバーのみんなと一緒に、日本旅行に行くのが夢なんです!あと、もしチャンスをいただけるなら、いつか絶対に東京ドームのステージに立ちたいです!」
Sui 「日本の文化やファッションが大好きなんです!メンバーと一緒に、札幌や大阪には絶対遊びに行きたいですし、日本のステージにも必ず立ちたいなって思っています!」
Haum 「私はよくJ-POPを聴いているんですけど、いつか機会があればぜひカバーしてみたいなって思っています。前に大阪に行ったことがあるんですけど、その時の思い出が本当に素敵だったので、今度はメンバー全員で一緒に行けたらいいなってずっと思っているんです!」
Kya 「去年の夏も日本に行ったくらい、日本旅行が本当に大好きなんです!冬の福岡にも、いつか絶対に行ってみたいなって思っています!」
最後に、KiiiKiiiとして叶えたい夢を聞かせてください。『UNCUT GEM』を通して、聴いてくださる皆さんにどんなことを感じ取ってほしいですか? 何か受け取ってもらいたいメッセージがあれば教えてください。
Jiyu 「これからもKiiiKiiiとして、私らしく素敵に成長し続けていきたいです。そして、たくさんの方に幸せとポジティブなエネルギーをお届けできる、そんなグループになれたら嬉しいです!」
Leesol 「KiiiKiiiというチームが持つ、多彩な魅力をお見せしたいと思っています。私たちの活動を通して、世界中へK-POPの素晴らしさをより広く伝えていけるチャンスを掴めたら幸せです!」
Sui 「私たちのグループ名のように、たくさんの方に幸せな笑顔と元気をプレゼントしたいです。色んなスタイルを『KiiiKiiiらしく』表現して、『次はどんな姿を見せてくれるんだろう?』と、いつもワクワクしてもらえるようなチームになるのが私たちの夢です!」
Haum 「KiiiKiiiが今よりももっと、たくさんの人たちに笑顔と幸せを届けられるグループになれたらいいなと思っています!」
Kya 「KiiiKiiiが皆さんの支えや幸せになれたら嬉しいです。忙しくて大変な毎日の中でも、私たちを見ている間だけは、ふっと肩の力を抜いて、何も考えずに笑顔になってもらえますように。」
そもそも、音楽やこの業界のどんなところに惹かれて、アイドルを目指そうと思ったのでしょうか? 何か特定のアーティストの影響や、『これだ!』と決意した運命的な瞬間などはありましたか?
Leesol「学生の頃、勉強の合間のちょっとした休憩時間に、いろんなアーティストの方のパフォーマンス動画をたくさん見ていたんです。そこから元気や幸せをもらっていました。そんな感情を自分でも経験して、『私もアイドルになって、自分が感じたこの幸せやエネルギーをみんなに届けたい!』って決心したんです」
Kya「私は12歳の時、チャーリー・プースのコンサートに行ったのがきっかけです。客席のファンのみんながスマホのライトを照らしている光景を見て、『なんて綺麗なんだろう……』って感動しました。その時、心の中で『私もあのステージに立ちたい!』って強く思ったんです」
もし練習生としての生活を始めたばかりの当時の自分に、時間を戻して会えるとしたら、どんな言葉をかけてあげたいですか?
Jiyu「正直に言うと、自分がこんな人生を歩むなんて想像もしていませんでした。でも、今のこの仕事には本当に満足しているんです。ステージに立ってファンの皆さんに会うとき、『これこそが本当の幸せなんだ』って気づくことができたから。だから……これからも私たちのことを見守って、愛し続けてほしいです」

